福祉

2.自分の父母を世話することをボランティアと言いますか?
〜「してもらう」から「する」へ。行政はそのお手伝い〜
よく考えてみれば、昔は福祉施設などほとんどありませんでしたが、年をとると子供に面倒を見てもらっていました。そして、子供は保育所ではなく、家のお年寄りが面倒を見ていました。そこには「心」がありました。自分の父母の身の回りの世話をするのを「ボランティア」と言うでしょうか?孫の面倒を見るのを奉仕活動だと考えますか?福祉は「やってもらう」のではなく「自分たちでやる」のが当たり前で、政治や行政はそのお手伝いをすべきはずです。にもかかわらず、金が、制度が、政治がかえって福祉を殺してしまったといっても過言ではありません。実際、福祉と言えば施設のことを語る人が多いのを見ても分かります。福祉は予算と施設の問題にすり変わってしまったのです。ただし、私は福祉制度や施設を否定しているのではありません。みんなが「自ら行う」上でのお手伝い役として、非常に大切なものだと思っています。ここで私が言いたいのは、政治家も「福祉の心」を取り戻す政策を具体化しなければならない、ということです。


◆福祉の具体策
・あたたかい思いやりのある社会づくり
・してもらうではなく、自分たちでやるボランティアの育成
・老後を明るく安心して過ごせるまちづくり